2014年8月27日に整骨院向けの勉強会を開催しました。講師は当事務所の弁護士が務めました。当日は10医院を超える整骨院の先生方にお集まりいただき、保険の仕組みや典型的な傷害と後遺障害についての講座を開きました。
整骨院様向け交通事故勉強会
平成26年8月27日
第1 本勉強会の目的
第2 弁護士から見た交通事故の全体像(事故発生から賠償まで)
第3 自賠責保険・任意保険の基礎知識
第4 治療費の負担と保険の種類
1 加害者側任意保険一括対応
2 非一括対応
3 被害者側人身傷害補償
4 政府の保障事業
加害者が自賠責に加入していない場合やひき逃げなど加害者が不明な場合には,自賠責保険を使うことができない。
もし被害者側人身傷害補償があればそれを用いることができるが,それがない場合には,政府の保障事業を利用する方法がある。政府の保障事業とは自賠責保険が適用されない場合に備えて設けられた制度であり,自賠責保険の限度で国が治療費等を負担してくれる制度である。
第5 症状固定と治療費の負担
1 症状固定と治療費の関係
2 症状固定の判断と対応
3 保険会社による施術部位の限定要求等への対応
第6 3つの損害賠償基準
1 自賠責基準
2 任意社基準
3 裁判基準(弁護士基準)
4 当事務所の解決例
第7 典型的な頚部・腰部の傷害と後遺症
1 後遺症12級13号
2 後遺症14級9号
3 後遺症非該当
第8 交通事故と健康保険の利用
1 健康保険の利用の可否
2 被害者が健康保険の利用を希望した場合の対応
3 被害者が健康保険を利用することにメリットがある場合
第9 当事務所の交通事故被害者救済への取組み(と宣伝)
1 被害者に負担の少ない弁護士費用設定
2 弁護士費用特約の利用の積極的な受入れ