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弁護士の交渉のみで約45万円から約80万円に増額した事例

幼児が交通事故で負傷し,後遺症もなく回復した事案で,弁護士選任前が約45万円の支払の提示であったものが,最終的には約80万円(既払い額を控除した金額)の支払で合意した事案です。
 

コメント

1 保険会社は,弁護士介入前は,①入院時看護料を1日4100円,②通院時看護料を2050円,③入院雑費を1日1100円で計算していました。また,④傷害慰謝料を約50万円しか認めていませんでした。
いずれも保険会社の内部基準による査定でした。

2 弁護士介入後,改めて裁判基準に則った金額での提示を要求すると,①入院時看護料につき1日6500円,②通院時看護料につき1日3300円,③入院雑費につき1日1500円での計算をすることでまとまりました。④傷害慰謝料についても,何回かの交渉の末,最終的には裁判基準の約9割の約80万円により合意することになりました。

3 このように賠償金額がそれほど高いとはいえない案件でも,本件では弁護士費用特約を利用することができたため,ご依頼者様には弁護士費用の負担を気にすることなくご依頼をいただきました。

4 このように,賠償金額が多いとはいえない場合でも,ご依頼者様のご負担なく依頼することができる場合がございますので,まずは金額がどの程度上がる見込みがあるのかなど,弁護士にご相談いただくことが大切です(ご相談いただいたからといって,必ず依頼しなければならないわけでは全くありませんのでご安心下さい。)。

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部位 事例内容
頭部 後遺障害1級に相当する脳挫傷等の障害を負った事例 和解額が1億2880万円から2億円に増額した事例(7,120万円のUP)
頸部捻挫の障害を負った事例(後遺症なし) 和解額が236万円から350万円に増額した事例(114万円のUP)
外傷性頚部症候群等の傷害で保険会社提示額が50万円から90万円に増額した事例(40万円のUP)
脊髄 中心性脊髄損傷の障害を負った事例(後遺症なし) 和解額122万円が150万円に増額した事例(27万円のUP)
関節脱臼骨折,骨盤骨折等の障害を負った事例(後遺障害10級) 和解額1,085万円が1,900万円に増額した事例(815万円のUP)
上腕骨骨幹部骨折,橈骨神経麻痺の障害を負った事例(併合11級) 和解額830万円が1,900万円に増額した事例(1,070万円UP)

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